メリーゴーランド
それは、メリーゴーランドに乗っているような感覚
自分の意思に関係なく人生は始まって
日々目紛しく回り続ける景色と、無情にも流れる時間
いつか誰かが言ってた言葉
嫌でも朝はやってくる
太陽が沈めば月が昇るし
月が沈めば太陽は昇る
こうやって悩んだり、苦しんでいる時でさえ
わたしを乗せた馬は無機質に回り続けて
きっと誰かが停止ボタンを押すまでぐるぐる回る
周りをみれば、自分と同じ様に馬に跨る人たち
馬車型に乗る人もいれば、何だかよくわからない動物に乗る人もいる
それがさも当然かのような顔でそこにいる
自分ではない誰かの力で生きていることに疑問を抱かないのか
今自分が生きている世界が、自分の努力の結果だと信じられるのか
その全てが、自分じゃない誰かがやっていることなんじゃないかとは、思わないのか
と、たまに思う。
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