態とらしいドラマティックには飽きた

この間、ブログ読んでるよって連絡をもらった

誰に見られていても良い、誰に宛てているわけでもない

そんな場所であるここを、見てくれている人がいること

それを伝えてくれたこと、

胸の内からじわじわと滲み出てくる、あまりにも濃厚な

原液のような感情に、たまらなく興奮した

嬉しいって、これだなあって



さて、今なら書けると思うので書く


幼なじみが私の住む次元から消えて

10年たった先月13日

すっかり忘れていた彼の旅立ち記念日の朝

心地よい日差しで目が覚めた


普段ぴっちりと閉じている雨戸が

少しだけ開いていて

その隙間から差し込む朝日が

ねぼけた顔に当たる感覚


ぼんやりする頭で、それがなんなのか

わからないまま、習慣的に朝の支度をした


用事を済ませて夜7時

生温い風が吹いて、彼のことを思い出した


ああ、そういえばもう10年経つんだね早いね

毎年、今日、この時間になると教えてくれるよね

毎日生きてると、すっかり忘れてしまうけれど

私の中から消えたわけじゃないんだよ

こうやって、毎年思い出させてくれるってわかってるから

普段は忘れていられるんだよ

ありがとう

今年もきてくれて、思い出させてくれて

記念日、おめでとう


そう言って、足元に咲いていたちいさな白い花を

引き抜いて投げた、2月



書こう書こうと思って半月がたった

何をどう書けば良いのかわからなかった

でも、誰かに話したいことではなかった

ここにしか書けないと思った

書けるようになったら、自然と書くだろうと思って

今日まできた


やっと書けた

よかったよかった


読んでくれてありがとう

書かせてくれてありがとう

懺悔

If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.

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